“仮面打”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
めんう50.0%
めんうち50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
仮面打めんう根性こんじょうと申しましょうか。どのようなお人へも、ぼんやりとただお顔を見てはいられないのでございまする。
私本太平記:12 湊川帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
正成はさっきから赤鶴しゃくづるの仕事にしげしげと見とれていた。天野沢あまのさわの金剛寺前に住んでいる仮面打めんうちの老人で——越前の遠くから移住してきた者だと、この道にくわしい卯木うつぎ夫婦から聞いている。
私本太平記:12 湊川帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
建築、絵画、彫刻、染織、蒔絵まきえ鋳造ちゅうぞう、刀鍛冶、仮面打めんうちなども、彼の下で、みな目ざましい発達をみせた。すべて、一道に達した者は、柳営の職座に入れて、これを保護した。
私本太平記:02 婆娑羅帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)