“仮床”の読み方と例文
読み方割合
かりゆか100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
人間のからだでいえば病気じゃ、火難が家の死であらば水難は家の病気じゃなどと空想にふけりながら予は仮床かりゆかへ帰った。
水籠 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
三人の男共を指揮して、数時間豪雨の音も忘れるまで活動した結果、牛舎には床上ゆかうえ更に五寸の仮床かりゆかを造り得た。かくて二十頭の牛は水上五寸の架床かしょう上に争うて安臥あんがするのであった。
水害雑録 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)