“付景気”の読み方と例文
読み方割合
つけげいき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
自分はぴくんぴくんと脈を打つ氷嚢を見つめていやな心持になった。枕元に坐っていればいるほど、付景気つけげいきの言葉がだんだん出なくなって来た。
行人 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
時々思い出したように、オイチニ、オイチニなどと付景気つけげいきをして進んで行くと、この山中諸所ところどころの孤村では、今宵の月景色を背景に、三々五々男女相集あいあつまって盛んに盆踊りをやっているが
本州横断 癇癪徒歩旅行 (新字新仮名) / 押川春浪(著)