“仄聞”の読み方と例文
読み方割合
そくぶん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
仄聞そくぶんするところによれば、クロオデル大使はどう云ふわけか、西洋輓近ばんきんの芸術に対する日本人の鑑賞力に疑惑を抱いてゐるさうである。
続野人生計事 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
もし現在のジャーナリズムにそのような弱いところがなかったならば同氏によって『文芸』に推薦されたと仄聞そくぶんする勝野金政の小説などは
文芸時評 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
先の三将方も、水治の難は御承知でありながら、工事のいたし方を仄聞そくぶんするに、その自然の力へ向って、人力で打ち勝とうとなされたようです。
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)