“人体”のいろいろな読み方と例文
旧字:人體
読み方割合
にんてい63.9%
じんたい16.7%
じんてい16.7%
にんたい2.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これが真新しいので、ざっと、年よりはわかく見える、そのかわりどことなく人体にんていに貫目のないのが、吃驚びっくりした息もつかず、声を継いで
灯明之巻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
兵法へいほうにいわく、天水てんすい危城きじょうたもつべし、工水こうすい名城めいじょうも保つべからず。——人体じんたい血脈けつみゃくともみるべき大事な一じょうの水を、掛樋でよばんなどとは築城ちくじょう逆法ぎゃくほう
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
見受けるところ、剛気なご人体じんていだが、ちからをたのむものは、とかく大怪我をするものだから、私の忠言をお忘れないように、というようなことをいった。
呂宋の壺 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
ことによるとあのお艶という女は眷属様けんぞくさまのお一人がかりに人体にんたいをとってお徒歩しのびに出られるのではあるまいかなどと物識ものしり顔に並べ立てる者も出て来て、この説はかなりに有力になり