“亥歳”の読み方と例文
読み方割合
いどし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
の渡邊織江が切害せつがいされましたのは、明和の四年亥歳いどし九月十三に、谷中瑞林寺の門前で非業な死を遂げました、屍骸を引取って、浅草の田島山たじまさん誓願寺せいがんじへ内葬を致しました。
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
文久三年亥歳いどしから明治元年まで五、六年のあいだと云うものは、時の政府に対してあたかも首の負債を背負しょいながら、他人に言われず家内にも語らず、自分で自分の身をくるしめて居たのは随分ずいぶん悪い心持でした。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)