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二荒山
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ふたらさん
ふりがな文庫
“
二荒山
(
ふたらさん
)” の例文
今を去る千百余年、
延暦
(
えんりゃく
)
三年
二荒山
(
ふたらさん
)
の山腹において、
桂
(
かつら
)
の大樹を見つけ、それを、立ち木のままに千手大士の尊像にきざまれたが——
丹下左膳:03 日光の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
以前は橋を渡らずに
二荒山
(
ふたらさん
)
神社の方へ湖畔に沿うて行つて、そこらに點在する旅館に泊つたものであるが、われ等は歌が濱の米屋といふに着いた。
華厳滝
(旧字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
帝展以外の方面もひっくるめてやっと思い出しのが
龍子
(
りゅうし
)
の「
二荒山
(
ふたらさん
)
の絵巻」、誰かの「竹取物語」、
百穂
(
ひゃくすい
)
の二、三の作、
麦僊
(
ばくせん
)
の「
湯女
(
ゆな
)
」などがある。
帝展を見ざるの記
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
再び顧みて
二荒山
(
ふたらさん
)
を望めば、雲は既に半天に漲り渡りて、その罅隙の處、纔に男體山の圓き巓を認め得るのみ。
日光山の奥
(旧字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
上野の国の
迦葉山
(
かしょうざん
)
、下野の国の
二荒山
(
ふたらさん
)
、山城の
醍醐
(
だいご
)
の
峰
(
みね
)
、河内の
杵長
(
しなが
)
山、そして、なかでもこの高野山にすんでいるということは、大師のお詠みになった
詩偈
(
しげ
)
にもあって
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
▼ もっと見る
永井平馬の
一子
(
いっし
)
平太郎が、永井和泉守相続人として、明日は将軍御目見という時、三年前神隠しに逢って野州
二荒山
(
ふたらさん
)
の奥にいたという和泉守一子鉄三郎が江戸に
立還
(
たちかえ
)
り、改めて家督相続を願い出で
銭形平次捕物控:080 捕物仁義
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
さよう——だが、お話の開山上人の薬師仏は、
二荒山
(
ふたらさん
)
の
桂
(
かつら
)
の大樹を、立ち木ながらに
手刻
(
しゅこく
)
したものではござらぬ。
丹下左膳:03 日光の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
“二荒山(二荒山神社)”の解説
二荒山神社(ふたあらやまじんじゃ、ふたらさんじんじゃ)または二荒神社(ふたあらじんじゃ、ふたらじんじゃ、にっこうじんじゃ)は、「二荒」を社名とする神社。
(出典:Wikipedia)
二
常用漢字
小1
部首:⼆
2画
荒
常用漢字
中学
部首:⾋
9画
山
常用漢字
小1
部首:⼭
3画
“二荒”で始まる語句
二荒
二荒四郎