“二股”の読み方と例文
読み方割合
ふたまた100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「……それから、二股ふたまた道のかどの木の枝に、石を入れた空鑵あきかんをつるして、風が吹くとカラカラ鳴るようにして置いてくだすった」
キャラコさん:03 蘆と木笛 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
十二月の九日を大黒様の嫁迎えと称して、二股ふたまた大根などを供えて祭をすることと、根原に何か関係のあることではないかと思う。
年中行事覚書 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
「みんなで、どうしても、二股ふたまたのおんばこをつけよう。」とちかって、三にんは、熱心ねっしん草原くさはらを、二股ふたまたのおんばこをつけにあるきまわったのです。
草原の夢 (新字新仮名) / 小川未明(著)