“二十年”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はたとせ50.0%
にじゆうねん25.0%
はたち12.5%
ふたむかし12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
阿古屋の珠は年古りて其うるみいよいよ深くその色ますますうるはしといへり。わがうた詞拙くふしおどろおどろしく、十年とゝせ經て光失せ、二十年はたとせすぎてにほひ去り、今はたその姿大方散りぼひたり。
孔雀船 (旧字旧仮名) / 伊良子清白(著)
日本につぽんける地震學ぢしんがくのこれまでの發達はつたつおも人命じんめい財産ざいさんかんする方面ほうめん研究けんきゆうであつた。しかるに最近さいきん二十年にじゆうねんあひだ歐米おうべいける地震學ぢしんがく方面ほうめん發達はつたつした。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
それら全部の救護は、ことごとく、少数の医員たちのほか、すべて二十年はたち以下の、年わかい看護婦五十名の、ちつじょただしい、ぎせい的の努力によって、しとげられたのです。
大震火災記 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)
若「本当ほんとにそうでしょうねえ、神奈川へ行ったのも昨日今日のように思ってるが、二十年ふたむかしにもなるんだからねえ、高根の伯父もさぞ年をとったでしょう、まさかもう頑固もいいますまいよ」