“九段下”の読み方と例文
読み方割合
くだんした100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
勿論、須田町すだちょうの方から廻ってゆく道がないでもないが、それでは非常の迂廻うかいであるから、どうしても九段下くだんしたから三崎町の原をよぎって水道橋へ出ることになる。
綺堂むかし語り (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
二七不動にしちふどう縁日えんにち、三番町や九段下くだんした寄席よせにても折々顔を見合すうち或日突然むこうよりにつこりと、笑顔を向けられて、僕その時は真赤になりしが、翌日はもう我慢がならず
桑中喜語 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)