“丹前”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たんぜん95.8%
どんぶく4.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
二人の間には火鉢があって、引馬野ひくまのを渡って来る夜風が肌寒いから、竜之助は藍木綿あいもめんの着衣の上に大柄おおがら丹前たんぜんを引っかけていました。
大菩薩峠:07 東海道の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
家に在る時は、もっぱら丹前たんぜん下の浴衣である。銘仙の絣の単衣は、家内の亡父の遺品である。着て歩くとすそがさらさらして、いい気持だ。
服装に就いて (新字新仮名) / 太宰治(著)
綿入れの丹前どんぶくをひっかけた、のっぽの仙太が、ひょろひょろした足どりで町中を歩いていると、人びとは避けるようにして、足早にすぎてしまう。
凍雲 (新字新仮名) / 矢田津世子(著)