“串戯”のいろいろな読み方と例文
旧字:串戲
読み方割合
じょうだん85.4%
じやうだん8.5%
じようだん3.7%
ぢやうだん1.2%
わやく1.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
学円 ああ、うっかり泊りなぞお聞きなさらぬがい。言尻ことばじりに着いて、宿の御無心申さんとも限らんぞ。はははは、いや、串戯じょうだんじゃ。
夜叉ヶ池 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
串戯じやうだんはよして、些細さゝいことではあるが、おなじことでも、こゝは大力だいりきい。強力がうりき、とふと、九段坂だんざかをエンヤラヤにこえてひゞきわるい。
怪力 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
かくよろこんでおわることではいからとふに、本當ほんたうか、本當ほんたうか、きちあきれて、うそではいか串戯じようだんではいか、其樣そんことつておどかしてれなくても
わかれ道 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
もとより女中ぢよちゆう串戯ぢやうだんふわけはい。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
のちにまたあらためて、歴然れっきとした媒妁人なこうど立てる。その媒妁人やったら、この席でこないな串戯わやくは言えやへん。
南地心中 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)