“不徳”の読み方と例文
読み方割合
ふとく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おまえの心配しんぱいは、もっとものことじゃ、偽物にせもの神聖しんせいからだにつけて、らんでいるとは、すなわちわたし不徳ふとくにもなることじゃ
ひすいを愛された妃 (新字新仮名) / 小川未明(著)
谷中やなか知人ちじんいゑひて、調度萬端てうどばんたんおさめさせ、此處こゝへとおもふに町子まちこ生涯せうがいあはれなることいふはかりなく、暗涙あんるいにくれては不徳ふとくおぼしゝるすぢなきにあらねど
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
何卒御救ひ成れて下されよと只管ひたすらに頼みけれども可睡齋はかうべふり汝よくきけよ佛法と言共今は末法なり釋迦しやかの時代とは事かは愚僧ぐそうが如き不徳ふとくにては勿々なか/\有罪の者を現世げんせにて救う事は成がたし因て國法を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)