“下城”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
げじょう66.7%
さが16.7%
さがり16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それは、彼が、下城げじょうをする際に、いつになく機嫌きげんのよさそうな顔をしているので、ともの侍たちが、不思議に思ったと云うのでも、知れるのである。
煙管 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
「神尾氏、居眠ってござるかの? あははは、その初夢に拙者もあやかりたいほどじゃが、ここは殿中、さまで疲労しておらるるなら、悪いことは言わぬ。下城さがって御休息なされい」
魔像:新版大岡政談 (新字新仮名) / 林不忘(著)
藤波は、呟くような声でお帰りを待たしていただきたいと言って脇書院わきしょいんへ通る。お下城さがりになった顔をひと眼見てここで腹を切る覚悟。