“三下”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さんさが43.8%
さんした37.5%
みくだ12.5%
さんさ3.1%
バム3.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
故に三下さんさがりの三味線で二上にあがりを唄うような調子はずれの文章は、既に文章たる価値あたいの一半を失ったものと断言することを得。
「馬鹿野郎、奉っておきゃアいい気になって、手前てめえたち三下さんしたの知ったこっちゃねえ、黙って引っ込んでいやがれ」
三下みくだはんを請求する方もその覚悟、やる方もその了見りょうけんだから双方共洒然しゃぜんとして形式のためにわずらわされないのであります。
創作家の態度 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
こう言うと三下さんさがりの騒ぎ唄や、七段目の茶屋場で使うような踊り地の合方を、華やかに下座が弾き出す。
寄席 (新字新仮名) / 正岡容(著)
それがにこにこしながら自分の酒杯グラスひとつ持って私の食卓へ移ってきたのを見ると、私だって相当苦労を積んでるから三下バム親分ボスかくらいは一眼で識別出来る。