万竜まんりゅう)” の例文
恋をする、その事自体が、きんには一つ一つ芸術品を造り出すような気がした。きんは娘時代に赤坂の万竜まんりゅうに似ていると云われた。
晩菊 (新字新仮名) / 林芙美子(著)
赤坂の万竜まんりゅうは、壱万りょうで、万両の名を高くしてさえいる。
モルガンお雪 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)