“一鉢三衣”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いっぱつさんえ50.0%
いつぱつさんえ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
次第乞食とは、良い家も貧しい家もえらまず、鉢を持して次第に其門に立ってを乞うのである。或日の事寂照は師の恵心の如く頭陀行ずだぎょうをした。一鉢三衣いっぱつさんえ、安詳に家々の前に立って食を乞うたのである。
連環記 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
弦を離れしの如く嵯峨さがの奥へと走りつき、ありしに代へて心安き一鉢三衣いつぱつさんえの身となりし以来このかた、花を採り水をむすむでは聊か大恩教主の御前に一念の至誠をくう
二日物語 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)