一包いつぽう)” の例文
狭山はぢきに枕の下なる袱紗包ふくさづつみ紙入かみいれを取上げて、内よりいだせる一包いつぽうの粉剤こそ、まさ両個ふたりが絶命のやいばふる者なりけれ。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)