“はいふ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
肺腑95.1%
灰吹3.3%
配布1.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
先年来の身をもってした経験が彼の肺腑はいふに徹していた。従って彼は、彼の胸中を知っている家臣の処置を、自分の処置と考えていた。
石狩川 (新字新仮名) / 本庄陸男(著)
あすこには灰吹はいふきがないそうだ。僕の友人があすこへ奉職をしている頃吐月峰とげつほういんのある灰吹きを買いに出たところが、吐月峰どころか、灰吹と名づくべきものが一個もない。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
著書を配布はいふす可き二百幾名の住所姓名を一々明細めいさいに書いて来た。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)