“たけべら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
竹箆69.2%
竹篦23.1%
竹片7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ますの底から周囲まわりまで竹箆たけべらで油をこすり落して、一滴たりとも買い手の利益になるように商売をなさいますので、人々がみな尊敬いたしました。
大菩薩峠:37 恐山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
やや鏝が冷めかかると、それでぼかしを入れる。細かい絵であるからわずかの動きで浮き出てくる。いくら見ても見厭みあきない。吾々は工人たちが知っている限りの図柄ずがら竹篦たけべらに焼附けてもらった。
全羅紀行 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
チョンガレ夫婦のペコペコ三味線と四つ竹(肉の厚い竹片たけべらを、二枚ずつ両手に持って、打ち合わせながらはやすもの)
いなか、の、じけん (新字新仮名) / 夢野久作(著)