“しっぺい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
疾病77.1%
竹箆14.3%
指弾2.9%
疫病2.9%
竹篦2.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
時間のゆるすかぎり、糟谷かすや近郷きんごうの人の依頼いらいおうじて家蓄かちく疾病しっぺいを見てやっていた。職務しょくむ忠実ちゅうじつな考えからばかりではないのだ。
老獣医 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
曲彔きょくろくる住持の三要は正面にひかえ、東側は大衆大勢。西側に昭青年一人。問答の声はだんだん高くなって行きます。衣の袖をたすきに結び上げ、竹箆しっぺいしゃに構えた僧も二三人見えます。
鯉魚 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
死を相手に恐ろしい隠れんぼをやってるかのようで、相手の幽鬼の顔が近づくごとに指弾しっぺいを食わしていた。
「ひどいやつだな、指弾しっぺいの後に拳骨げんこつか。軍隊はおれたちの方に大きな足を差し出したな。こんどは防寨も本当に動くぞ。小銃はかすめるばかりだが、大砲はぶっつかる。」
下水の一流しは千フランをむだにしている。そこから二つの結果が生ずる、すなわち痩瘠そうせきした土地と有毒な水と。飢餓は田地からきたり、疫病しっぺいは川から来る。
今日の如く竹篦しっぺい下がりに堕落して行く根本的の原因が、国民の政治的智識の欠乏、言葉を換えて云えば愛村、愛町、愛市、愛国心等が薄いのに原因していることは誰でも知っている。