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きちべえ
ふりがな文庫
“きちべえ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
吉兵衛
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
吉兵衛
(逆引き)
お
辰
(
たつ
)
と共に手を携え肩を
駢
(
なら
)
べ優々と雲の上に
行
(
ゆき
)
し
後
(
あと
)
には
白薔薇
(
ホワイトローズ
)
香
(
におい
)
薫
(
くん
)
じて
吉兵衛
(
きちべえ
)
を初め一村の老幼
芽出度
(
めでたし
)
とさゞめく声は天鼓を撃つ
如
(
ごと
)
く
風流仏
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
吉兵衛
(
きちべえ
)
というお百姓の家まで来ると、二人はそこへはいっていきました。ポンポンポンポンと
木魚
(
もくぎょ
)
の音がしています。窓の
障子
(
しょうじ
)
にあかりがさしていて、大きな
坊主頭
(
ぼうずあたま
)
がうつって動いていました。
ごん狐
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
わたしは泉州
生田郡
(
いくたごおり
)
上野原村の
吉兵衛
(
きちべえ
)
と云うものの伜で、名は虎蔵と云います。酒井様へ小使に住み込む時、勝負事で
識合
(
しりあい
)
になっていた紀州の亀蔵と云う奴の名を、口から出任せに言ったのです。
護持院原の敵討
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
コレ
吉兵衛
(
きちべえ
)
、
御
(
お
)
談義流の御説諭をおれに聞かせるでもなかろう、御気の毒だが道理と命と二つならべてぶんなげの
七
(
しち
)
様、昔は
密男
(
まおとこ
)
拐帯
(
かどわかし
)
も
仕
(
し
)
てのけたが
風流仏
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
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