“拐帯”のいろいろな読み方と例文
旧字:拐帶
読み方割合
かいたい80.0%
かどわかし13.3%
かどわか6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「金なくて駈け落ち道中が出来るか! 主人の金を拐帯かいたいし、遁がれて来おった汝らであろう、吐き出せ金を! みんな吐き出せ!」
血煙天明陣 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
コレ吉兵衛きちべえ談義流の御説諭をおれに聞かせるでもなかろう、御気の毒だが道理と命と二つならべてぶんなげのしち様、昔は密男まおとこ拐帯かどわかしてのけたが
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
珠運とか云う小二才はおのれだななま弱々しい顔をしてよくもお辰を拐帯かどわかした、若いには似ぬ感心なうでしかし若いの、闘鶏しゃもの前では地鶏じどりはひるむわ
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)