“ボタ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:ぼた
語句割合
捨炭66.7%
硬炭33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
捨炭車スキツプひとりで上下する月の捨炭ボタ山(改作)
行乞記:01 (一) (新字旧仮名) / 種田山頭火(著)
逢ひたい、捨炭ボタ山が見えだした
草木塔 (新字旧仮名) / 種田山頭火(著)
モット非道ひどい時には硬炭ボタを落して殺すことさえあるので、そんな事の無いように運び出されて行く道筋を、死骸によっく云い聞かせて
斜坑 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
それからヤット駈付けた仕繰夫しくりの源次が先に立って硬炭ボタ炭車トロッコの代りに坑木の支柱を入れながら、総掛りで福太郎を掘出してみると、まだ息があるというのでそのまま
斜坑 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
天井裏に隠れていた何千貫かわからない巨大おおき硬炭ボタの盤が、鉄工場の器械のようにジワジワと天降あまくだって来て、次第次第に速度を増しつつ、福太郎の頭の上に近付いて来るのが見えた。
斜坑 (新字新仮名) / 夢野久作(著)