“仕繰夫”の読み方と例文
読み方割合
しくり100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その中でも仕繰夫しくり指導係サキヤマをやっているチャンチャンの源次という独身ひとりものの中年男が、仲間から笑われる位打ち込んで、有らん限り入揚いれあげたのを
斜坑 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
そうして取巻いている人々の顔を吃驚びっくりした眼で見まわすと、ムックリと起上って、眼の前に坐っている仕繰夫しくりの源次に
斜坑 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
……ツイ今しがた仕繰夫しくり(坑内の大工)の源次を載せて、眼の前の斜坑口しゃこうぐちを上って行った六時の交代前の炭車トロッコ索条ロープでもれて逆行ひっかえして来はせんか……。
斜坑 (新字新仮名) / 夢野久作(著)