“非道”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひど83.2%
ひどう6.9%
ひだう4.0%
ひで4.0%
ひどい2.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
うっかり素人下宿に泊って非道ひどい眼に会った学生、又はうっかり腰弁さんを下宿さして散々な眼に会った未亡人なぞがいくらもある。
東京人の堕落時代 (新字新仮名) / 夢野久作杉山萠円(著)
宿屋のていしゅの話では、王さまという人は、心のやさしい、それはいいひとで、ついぞ人民に非道ひどうをはたらいたことはありません。
すくひしなり或時あるとき彼の四人打寄うちよつ耳語さゝやくやう又七こと是迄これまで種々しゆ/″\非道ひだうになすと雖も此家を出行いでゆく景色なし此上このうへは如何せんと相談さうだんしけるにおつねひざすゝめ是は毒藥どくやく
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
「まず糞壺さ引きあげるべ。そうするべ。——非道ひでえ奴だ。ちゃんと大暴風しけになること分っていて、それで船を出させるんだからな。——人殺しだべ!」
蟹工船 (新字新仮名) / 小林多喜二(著)
あれが飛んだことになりました。「ふむ、死にましたろう。だから言わないことか、あんなにむごいことをなさるなと。とうとう責殺したね。非道ひどいことをしなすった。 ...
活人形 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)