“ハマ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:はま
語句割合
横浜40.0%
20.0%
水辺20.0%
鉄槌20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「あれは、横浜ハマで、船乗マドロスたちにだまされたのだよ。もう、北洋へなぞ往かずに、うんと勉強するよ」
怪奇人造島 (新字新仮名) / 寺島柾史(著)
轟々ごうごうの音をたてて走る。イマハ山中ヤマナカ、イマハハマ、イマハ鉄橋、ワタルゾト思ウ間モナクトンネルノ、闇ヲトオッテ広野ヒロノハラ、どんどん過ぎて、ああ、過ぎて行く。
(新字新仮名) / 太宰治(著)
イマハ山中ヤマナカ、イマハハマ、イマハ鉄橋ワタルゾト思ウマモナク、——その童女の歌が、あわれに聞える。
(新字新仮名) / 太宰治(著)
当人が死んで、桂屋の陸側ヲカも、富田屋の水辺ハマも、もう復興せられさうな時の転変を経てゐるのに、私はまだ故人の立役・非立役所属を論じてゐる。
「しましたよ。推進機スクリュウ切端きっぱしまで鉄槌ハマでぶん殴ってみましたよ。それがどうかしたんですか」
難船小僧 (新字新仮名) / 夢野久作(著)