“ドオム”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
円頂閣50.0%
円蓋16.7%
円頂16.7%
蒸汽貯蔵鑵16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あけの窻にニコライ堂の円頂閣ドオムが見え看護婦は白し尿の瓶持てり
黒檜 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
焦慮瘠身そうしん幾時間ののち、やがて、ミューレの平場プラトオへ届こうとするころ『グーテの円蓋ドオム』の頂きに、ふと一まつの雪煙りが現われた。驚きあわてたガイヤアルが、その凶徴を指さしながら
工場の屋背にはまた半球形の円頂ドオムがあつた。それが月の陰になつて暗い紫灰銀色の空気に沈んでゐる。この珍らしい光景をみると、自分は、一体どこの国へ来たんだい! と怒号つてやりたくなつた。
市街を散歩する人の心持 (新字旧仮名) / 木下杢太郎(著)
碾臼ひきうすの様に頑固で逞しい四対よんついの聯結主働輪の上に、まるで妊婦みもちおんなのオナカみたいな太ったかまのっけその又上に茶釜の様な煙突や、福助頭の様な蒸汽貯蔵鑵ドオムを頂いた
とむらい機関車 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)