“クチ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:くち
語句割合
60.0%
20.0%
10.0%
10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「デンデン ムシムシ」ト クチノ 中デ イヒナガラ、ニハヲ グルリト マハツテ キマシタ。
カタツムリノ ウタ (旧字旧仮名) / 新美南吉(著)
全くでたらめに、そこにある物を捉へて詠む、と言ふ処から「クチひゞく」の様な形が、出来て来るのである。
万葉集の解題 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
盗、畏震イシンシテ、速ヤカニアナヲ出デ、相顧ミテ、モノヲ云ワントスレバ、クチハ皆、ウルシニ閉ジラレテ開カズ、手ノ玉帯ヲ見レバ、各〻、怖ロシゲナル巨蛇キョダツカミテアリシト。
三国志:12 篇外余録 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
恐しいはぶは、山の神或は、山の口(クチか)として、畏敬せられ、海亀・儒艮ジユゴン(ざん=人魚)も、尚神としての素質は、明らかに持つてゐる。
琉球の宗教 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)