“をしう”の漢字の書き方と例文
語句割合
惡臭100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さてかの女をとらへ、ころもの前を裂き開きてその腹を我に見すれば、惡臭をしうこれよりいでてわが眠りをさましぬ 三一—三三
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
是においてか彼これを信じ、其後異教の惡臭をしうを忍ばず、かつその事にて多くのもとれる人々を責めたり 一二四—一二六
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
はげしき惡臭をしうを放つこれなる沼は、我等がいま怒りをみずして入るをえざる憂ひの都をかこみめぐる 三一—三三
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
またはシーニアの賤男(公職おおやけのつとめを賣らんとはや目を鋭うする)の惡臭をしうを忍ぶにまさることいかばかりぞや —五七
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
大粒おほつぶの雹、濁れる水、および雪はくらやみの空よりふりしきり、地はこれをうけて惡臭をしうを放てり 一〇—一二
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
そのなやみこの處のごとくなるべし、またこゝより來る惡臭をしうは腐りたる身よりいづるものに似たりき —五一
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)