“わらざいく”の漢字の書き方と例文
語句割合
藁細工100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ツチンボは藁細工わらざいくの藁を打つ木槌きづちのことで、これも幾分か形が似ていると言われぬことはないが、こちらはあるいはうつぼぐさの訛り、もしくは誤ってそう解したものとも見られる。
型のごとく、青竹につるした白張の提灯ちやうちん、紅白の造花の蓮華れんげ、紙に貼付はりつけた菓子、すゞめの巣さながらの藁細工わらざいく容物いれものに盛つた野だんご、ピカピカみがきたてた真鍮しんちゆう燭台しよくだい、それから、大きな朱傘をさゝせた
野の哄笑 (新字旧仮名) / 相馬泰三(著)