“ろくぐし”の漢字の書き方と例文
語句割合
六櫛100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
生活の資本もとでを森林に仰ぎ、檜木笠ひのきがさ、めんぱ(割籠わりご)、お六櫛ろくぐしたぐいを造って渡世とするよりほかに今日暮らしようのない山村なぞでは
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
おまんはいろいろに言って見せて、左の手に油じみた髪の根元を堅く握り、右手に木曾名物のお六櫛ろくぐしというやつを執った。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
檜木笠、めんぱ(木製割籠わりご)、お六櫛ろくぐし、諸種の塗り物——村民がこの森林に仰いでいる生活の資本もとでもかなり多い。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)