“りょうはし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
両端92.9%
良橋7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
堂の前を左に切れると、空へ抜いた隧道トンネルのように、両端りょうはしから突出つきでましたいわの間、樹立こだちくぐって、裏山へかかるであります。
春昼 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
彼は薄い鯨髭くじらひげの長いのを一本拾いあげて皆に見せました。両端りょうはしは針のように鋭くとがらせてあります。それを彼はていねいにぐるぐる巻いてゆきました。
負けない少年 (新字新仮名) / 吉田甲子太郎(著)
もっと彼女の胸に入って云えば、なぜ、馬のしろの調達を、自分へ相談してくれるなり、自分の父良橋りょうはし太郎入道へなり申しってくれなかったか。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)