“よろづよ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
万代66.7%
萬代33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
せめては師の君訪ひ来ませと待てど、立つ名は此処にのみならで、憚りあればにや音信おとづれもなく、とえし中に千秋を重ねて、万代よろづよいわふ新玉あらたまの、歳たちかへつて七日の日きたりき
雪の日 (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
さしつぎに見るものにもが万代よろづよをつげの小櫛も神さぶるまで
源氏物語:34 若菜(上) (新字新仮名) / 紫式部(著)
萬代よろづよに響く
藤村詩抄:島崎藤村自選 (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
世のはて何處いづことも知らざれば、き人のしるしにも萬代よろづよかけし小松殿内府の墳墓ふんぼ、見上ぐるばかりの石の面に彫り刻みたる淨蓮大禪門の五字、金泥きんでいいろあらひし如く猶ほあざやかなり。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)