“やまびと”の漢字の書き方と例文
カタカナ:ヤマビト
語句割合
山人100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もっとも地方によっその名をことにするようで、日本でも奥羽地方では山人やまびとと云い、関東地方では山男と云い、九州地方では山𤢖やまわろと云い、ここらでも主に𤢖と呼ぶようです。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
そのさま新に此熔巖の海に涌出せる孤島の如し。されど其草木は只だ丈低き灌木のまばらに生ぜるを見るのみ。この處に山人やまびと草寮こやあり。兵卒數人火を圍みて聖涙酒を呑めり。
粗野なる山人やまびと都に上れば、心奪はれ思ひ亂れて、あたりをみつゝ言葉なし 六七—六九
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)