“ヤマビト”の漢字の書き方と例文
ひらがな:やまびと
語句割合
山人100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私は山の神人カミビト、即山人ヤマビトなるものを、こみ入つた事ながら、説かねばならなくなりました。山守部と山部とは別の部曲です。私は、山部を山人の団体称呼と考へてゐます。
翁の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
此意味において、古代日本民族の中心となつてゐた邑落に対して、海部アマ或は山人ヤマビトの住みかと言ふものが、多くは指顧する事の出来る様な近い距離に、構へられる様にもなつた。
あしびきの山行きしかば、山人ヤマビトの 我に得しめし山づとぞ。これ(元正天皇——同巻二十)
翁の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
山の神に仕へる神人で、此を山人ヤマビトと言ひます。