“もちくず”の漢字の書き方と例文
語句割合
持崩100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
蘿月は若い時分したい放題身を持崩もちくずした道楽の名残なごりとて時候の変目かわりめといえば今だに骨の節々ふしぶしが痛むので、いつも人より先に秋の立つのを知るのである。
すみだ川 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
方角もはじめて判明致候間、急ぎ芝山内しばさんないへ立戻り候へども、実は今日こんにちまで、身は持崩もちくずし候てもさすがに外泊致候事は一度も無之、いつも夜の明けぬ中立戻り、人知れず寝床にもぐりをり候事故
榎物語 (新字新仮名) / 永井荷風(著)