“もえぎにほひ”の漢字の書き方と例文
語句割合
萌黄匂100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
討手うつての大將、三位中將維盛卿これもりきやう赤地あかぢの錦の直垂ひたゝれ萌黄匂もえぎにほひの鎧は天晴あつぱれ平門公子へいもんこうし容儀ようぎに風雅の銘を打つたれども、富士河の水鳥みづとりに立つ足もなき十萬騎は、關東武士の笑ひのみにあらず。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
筑摩川ちくまがはは、あとに月見堂つきみだうやまかげから、つきげたるあみかとえる……汽車きしやうごくにれて、やまかひみね谷戸やとが、をかさね、あぜをかさねて、小櫻こざくら緋縅ひをどし萌黄匂もえぎにほひ櫨匂はじにほひを、青地あをぢ
魔法罎 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)