“もうすべく”の漢字の書き方と例文
語句割合
可申100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
留むれば手前の働き皆脱けそうらいて、人に斬られ可申もうすべく候。敵に心を置けぱ敵に心をとられ、我身に心を置けば我身に心をとられ候——これ皆心の留まりて手前の脱け申により可申候
鍵屋の辻 (新字新仮名) / 直木三十五(著)
... 此の花はたちま散果ちりはて可申もうすべくじく其許そこもとさまへつぼみのまゝ差送さしおくり候」はて…分らん…「差送候間御安意ごあんい為め申上候、好文木こうぶんぼくは遠からず枯れ秋の芽出しに相成候事、ことに安心つかまつり候、余は拝面之上匇々そう/″\已上いじょう、別して申上候は」
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
仰せにしたがい成るべく決定を延ばし可申もうすべく候う。
廃める (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)