“めみょう”の漢字の書き方と例文
語句割合
馬鳴100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
馬鳴めみょう菩薩伝』にいわく、昔北天竺の小月氏国王、中天竺を伐ちて三億金を求む。
かかる暴君一生に九億人殺した者も、かつて馬鳴めみょう菩薩の説法を聴いた縁に依って、大海中千頭の魚となり、不断首をられるとまた首が生え須臾の間に頸が大海に満つその苦しみ言うべからず。
馬は浮流草をこのめばとて浮流草を与えしも、馬ただ涙を垂れて法を聴くのみ、少しも草を食う意なき様子、天下すなわちその不世出の比丘たるを知り、馬がその恩を解したから馬鳴めみょう菩薩とづけ