“みまし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
80.0%
御席10.0%
味麻之10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
雀来よ、雀来よ来よ、いとせめてめよこの米、ひもじくばふふめこの米、みましらが饑ゑずしあらば、うまからば、うれしくかはゆく鳴くならば、白玉あはれ。
雀の卵 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
脱ぎ捨てた彼女の古い衣は彼女の片足にまつわりついた。そうして、彼女の足が厚い御席みましの継ぎ目に入ると、彼女は足をとられてどっと倒れた。
日輪 (新字新仮名) / 横光利一(著)
しかし、寂寞せきばくとした広間の中で彼の見たものは、御席みましの上に血にまみれて倒れている父の一つの死骸であった。
日輪 (新字新仮名) / 横光利一(著)
呉楽くれがくは、すでに推古時代に、百済人味麻之みましが輸入したと伝えられているが、天平の呉楽と同一であるか否かはわからない。
古寺巡礼 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)