“みづくみ”の漢字の書き方と例文
語句割合
水汲100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
天秤棒てんびんぼう兩方りやうはうかた手桶てをけをかついだ近所きんじよ女達をんなたちがそこへ水汲みづくみあつまつてます。みづ不自由ふじいうなところにうまれたとうさんは特別とくべつにその清水しみづのあるところをたのしおもひました。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
一度いちど何處どこ方角はうがくれないしまへ、ふね水汲みづくみつたときはまつゞきの椰子やしおくに、うね、かすと、一人ひとり、コトン/\と、さびしくあはいて亡者まうじやがあつてね
印度更紗 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
菜摘なつみ水汲みづくみ薪採たきゞとリ心ナラズモ世ヲ厭ヒ、佛ヲ供養シテゾ光陰ヲ送ケル
聞書抄:第二盲目物語 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)