“ぼんござ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
盆茣蓙50.0%
盆蓙21.4%
盆筵14.3%
盆莚7.1%
賭博場7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「權次はやくざ附き合ひをして、評判の惡い男だつた。なんか盆茣蓙ぼんござの間違ひぢやあるまいか」
ただ、せっかくのお角さんの清興の席の前へ、右の一団のならず者、よた者が集まって、盆蓙ぼんござを敷いてしまったことだけは眼前の事実です。
大菩薩峠:37 恐山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
れをめやうとて雷神虎らいじんとら盆筵ぼんござはしについたがつまり、次第しだいるいがことみてしまひには土藏どぞうやぶりまでしたさうな、當時いまをとこ監獄入かんごくいりしてもつそうめしたべてやうけれど
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
盆莚ぼんござをしいたり、女をかどわかしてきたり、果ては、絵馬えまや、御神体までかつぎだしてしまうけれど、辻堂は依然として存立し、草ぶき屋根のちるまで、道のの神としての功力くりきを少しも失わない。
鳴門秘帖:04 船路の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「そら、持ってけ、持ってけ。賭博場ぼんござのまじないだ。みを食えばかだ。」
卵塔場の天女 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)