“ぼうきょ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
暴挙77.8%
謀挙22.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
どうかしてこの人を、そんな暴挙ぼうきょと不徳の思い立ちから引き戻したいとねがう——最後の望みを捨てきれなかったのである。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
私は、ひとりぎめにすぎる白木の暴挙ぼうきょに対し、すくなからぬ不満をおぼえたのであるが、事ここに至っては、そんなことを云っても何にもならない。
暗号音盤事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)
「わしは、日暮を待って、常在寺の森へ行き、野武士たちの謀挙ぼうきょを喰い止める。——死をもって、きっと、喰い止めるから。よいか!」
新書太閤記:01 第一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そのほか切っても切れないきずなは両家の家中と家中のあいだにも多かったのである。光秀が、必然なる味方と、謀挙ぼうきょの公算に入れていたにもそれだけの理由は大いにあったといってよい。
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)