“ほっけい”の漢字の書き方と例文
カタカナ:ホッケイ
語句割合
北京100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「だからさ、今年もすでに、心がけて、すでに十万貫に価する珍器重宝ちょうほうは、この北京ほっけいの古都を探って、ひそかに庫にあつめてあるわさ」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「じつあ、近いうちに、北京ほっけい大名府だいみょうふ梁中書りょうちゅうしょが、十万貫てえ金銀珠玉骨董こっとうを、開封かいほう東京とうけいへ、密々に送り出すはずですが、よも、ご存知でござんすまい」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
北京ほっけいから東京への道すじを、例の時価十万貫の生辰綱しょうしんこう(誕生祝いの荷梱にごり)が行くとすれば、その通路は、どの辺に当るか? 去年と道すじを変えるか否か?
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)