“ほうねんしょうにん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
法然上人85.7%
法然聖人14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「たとへ法然上人ほうねんしょうにんにすかされまゐらせて念仏して地獄じごくにおちたりとも、さらに後悔こうかいすべからずさふらふ」という親鸞しんらんの言葉と、一脈いちみゃく相通あいつうずるところがあるからなのかもしれない。
次郎物語:05 第五部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
「この世の渡りようは念仏申さるるようにすべし」というのが法然上人ほうねんしょうにんのいわれた言葉であります。つまり何が善であるか、何が悪であるか。また何が自分にとって益であるか損であるか。
生活と一枚の宗教 (新字新仮名) / 倉田百三(著)
僧三 法然聖人ほうねんしょうにん御入滅後法敵多き浄土門を一身に引き受けて今日の御繁盛をきたしましたのは、まったくお師匠様のお徳でございます。
出家とその弟子 (新字新仮名) / 倉田百三(著)
なにしろ土佐とさの国と越後えちごの国ではとても再会のできないのは知れていますからね。それに法然聖人ほうねんしょうにんは八十に近い御老体ですもの。
出家とその弟子 (新字新仮名) / 倉田百三(著)
善導の御釈偽りならずば法然聖人ほうねんしょうにん御勧化ごかんげよも空言そらごとではありますまい。(間)いやたとい法然聖人にだまされて地獄にちようとも私は恨みる気はありません。
出家とその弟子 (新字新仮名) / 倉田百三(著)