“ふどき”の漢字の書き方と例文
語句割合
風土記100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
出雲の阿菩大神あほのおおかみがそれを諫止かんししようとして出立し、播磨はりままで来られたころに三山の争闘が止んだと聞いて、大和迄行くことをやめたという播磨風土記ふどきにある伝説を取入れて作っている。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
豊後・肥前・日向等の『風土記ふどき』に、土蜘蛛つちぐも退治の記事の多いことは、常陸・陸奥等に譲りませず、更に『続日本紀しょくにほんぎ』の文武天皇二年の条には太宰府だざいふちょくして豊後の大野、肥後の鞠智きくち
山の人生 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
「念のために申しあげておきますがね、江戸の洲崎は洲崎の浜などとは言わないんです。昔からただの洲崎、江戸の風土記ふどきには浜などと名のつくところはそうざらにはないんです。なんと、ご存じでしたろうか」
顎十郎捕物帳:10 野伏大名 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)