“ふくしゅうしん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
復讐心95.5%
復讎心4.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おそろしい怖ろしい、低能児ていのうじでも復讐心ふくしゅうしんはあるもの。蛾次郎が、小石をつめこんだのは、れいの石投げのわざで、小判こばんかたきをとるつもりらしい。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
怒は復讐心ふくしゅうしんとして永続することができる。復讐心は憎みの形を取った怒である。しかし怒は永続する場合その純粋性を保つことが困難である。
人生論ノート (新字新仮名) / 三木清(著)
噛みはせぬが、威嚇いかくする。彼が流浪るろう時代に子供にいじめられた復讎心ふくしゅうしんが消えぬのである。子供と云えば、日本の子供はなぜ犬猫を可愛かあいがらぬのであろう。直ぐ畜生ちきしょうと云っては打ったり石を投げたりする。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)