“びすい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
微酔88.9%
微睡11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
どうかして、晩酌ばんしゃくへやに、子や孫たちを集めて、微酔びすいのことばでたわむれなどする折、戯れのうちにも、石舟斎はおしえていた。
剣の四君子:02 柳生石舟斎 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
もうおそかったが、玄渓の家を出ると、涼しさに、夏の月夜を足はそぞろになって、微酔びすいを蚊帳につつむのがおしまれた。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
北沢は椅子に腰かけて食後の微睡びすいをして居たので、これ幸いと、うしろにしのび寄り、自分のピストルで射殺し、たおれるのを見すまして、手にそのピストルを握らせ、それから机の抽斗から
闘争 (新字新仮名) / 小酒井不木(著)