“ひるん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
50.0%
辟易50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
自分で合点の行かぬほど気がひるんだ、何でも今が、恐ろしい秘密のあらわれ来る間際に違いない、人生に於ける暗と明との界であろう、先生の此の次の言葉が恐ろしい、恐ろしいけれど又待ち遠い
幽霊塔 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
少し気がひるんだけれど、素より幽霊などの此の世に在る事を信せず、殊には腕力も常人には勝れ、今まで力自慢で友人などにも褒められて来た程だから「ナアニ平気な者サ」とわざと口で平気を唱え
幽霊塔 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
晴の場所となると、ただでさえもじもじする。ところへもって来て、突然坑夫の団体に生擒いけどられたんだから、この黒いかたまりを見るが早いか、いささか辟易ひるんじまった。それも、ただの人間ならいい。
坑夫 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)